実践!障害(障がい)やハンディをお持ちの方の婚活・結婚の法則

障害(障がい)、ハンディがあっても結婚したい!結婚できる!? 自身もうつ病歴があり、婚活で見事結婚した結婚相談所スタッフがその方策を語ります!

モテない男の自己分析の必要性

いまでこそ結婚相談所の仲人という立場で恋愛や婚活を語っているマツケンですが、婚活を始めるまでは「いない歴=年齢」の非モテ男子でした。なぜここまでモテなかったのか自己分析をしてみたいと思います。

 

当時の私は、卑屈な独りよがりのものだったのかもしれません。当時のカウンセラーやうつ病の治療の過程で学んだことなど他己分析を交えて、それを一般化してみたいと思います。こんな私でも結婚できたのですから、みなさんもきっとです!

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モテないのには相応の理由がありますが努力次第で改善できます!!



 

モテないことは障害か?

 

私は恋愛がまったくダメで、うつ病になる前、20代後半に仕方なく己のステータスを武器に婚活ということで頑張ることにしました。

結果は以前の記事で書いた通り全くうまくいきません。お見合いでも連戦連敗でした。正しくいいますと、ある人とそれなりにうまくいきかけたのですが、そこでうつ病発症ですべてが無に帰りました。今思うと、もし結婚できていてもうつ病で夫婦破綻、悲惨なことになったでしょう。


というわけでうつ病になった私は、その治療のために精神科のカウンセラーにかかることになったのですが、本来のうつ病の相談をしているうちに、私のモテない遍歴の話になりました。いろいろ本当のことをカウンセラーに打ち明けて、心理学の見地から意見をもらうことができました。

 

仕事などで接していても明らかにコミュニケーション障害とか、「なんか変だ?」と思う人がいるかと思いますが、自分はそうなんじゃないかということで、精神科の詳しい検査を受けることにしました。

 

結果は逆だった!

 

結果は全く違うものでした。むしろ、責任感がありリーダーシップも感じられ対人スキルは高いという結果が出ました。もちろん、うつ病以外の精神的な問題はないとのことです。

私自身、まったくモテないために自己評価が最悪でしたが、よく思い出してみると小中学校のときは必ず生徒会の役員でしたし、何かあればすべてリーダーでした。就職してからもうつ病発症までは人事考課もすごくよかったという事実。

カウンセラーにいわせると、なぜ女性に縁がなかったのかわからない。話していても普通。自分をよく分析できれいる。だからこそ「うつ病気質」なんだけどねとのこと。空気を読めずに女性に失礼な態度を取ってしまうような男は、そもそもうつ病にもならないよ、ということでした。

ではなぜモテないの・・・・?

 

拾われない「個性」

カウンセラーが言うには、ある部分で極端にアピールできない人がいるようです。私の場合は、異性と意識するとまったくダメになってしまうタイプだったようです。女性がダメなのではなく「異性」として意識するとその緊張が伝わってくるみたいです。

最近の男性は草食化している、覇気がない、アイドルや二次元に逃げるなどという分析もありますが、当事者としてそれはないです。そういう人がいたとしても増えたわけではありません。昔は、周囲がお世話をすることでそういう人も結婚できていただけです。

かつての私のように「女性に対して極端に緊張する」という個性が拾われなくなってしまったからです。以前の記事で書いたように、男性の底辺と女性の中間層が残ってしまうわけで、男性の底辺はどうやっても自力で女性の中間層を落とすことはできません。

周囲が助けてあげることが必要な場合もあります。本当にモテない男性はどうやったらいいのかわかんないんです。運動ができないのは障害ではなく個性です。婚活や恋愛もそうなんです。

と「当時の下から目線」で訴えてみます。次回からは実際の私の失敗例を振り返ってみます。

出会いの確率論を考えます~いちばんいい人に出会うためのオペレーション

 

前回の「囚人のジレンマ」に続いて、婚活の理論を書いてみます。

かつてまったくモテなかったころ、いろいろ理論を調べてみたことがあり、ある程度納得いくものとして、この理論が見つかりました。テーマは確率論です。

 

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出会いで最もうまくいく確率が高いのは何人目?

 

出会いの確率論~いちばんいい人と出会えるための戦略

 

イケメンリア充な経済学者の方がすでに理論立てています。経済学と確率論を応用したもので、簡単にいうと、最良の相手に出会うためにはどの段階から本気を出せばよいのかというものです。

 

結論を書きます

<前提>
・出会いの人数を10人と仮定します

<結論>
・最初の3人は無条件で見送って(お断りする)、4人目以降でこれまでで一番よかった人と結婚する

 

というものです。

つまり最初の3人が

1人目:40点
2人目:10点(例えばかつてのマツケン)
3人目:60点

だとすると、この3人は見送ってください。

 

4人目が60点より高そうならその人と結婚してください。4人目が30点くらいならばその人は見送って、以降5人目、6人目・・・と、60点以上が出るまで待ってください。60点以上の人が出た段階でその人と結婚します。

 

10人しかいないのに4人目以降が60点未満だったらどうするの?ということになりますが、確率論なので最終的に10人目になってしまうこともあります。

 

ただし、最初の3人も見送ることで、はずれを引く可能性を下げるというやり方です。統計的に4人目以降で60点以上の人が出る可能性が高いということです。

いずれにしても、10点なので、箸にも棒にもかからないことは確かです!見捨ててください。

これは37%理論というそうで、10人ではなく20人、30人となった場合は、最初の37%を見送ってくださいというものになります(私の理論ではありません)。

 

私の経験からの確率論の修正

経済学的にこの理論は優れているのですが、そもそも見送る3人とも出会えないかつての私のような人のケースもあります。IBJの結婚相談所のレギュレーションを加味して、少し修正します。

 

結婚相談所への応用

この最初の約3分の1は見送るというのは、現実的には、お金を払い続ればどんどん相手を紹介してもらえる大手結婚相談所向きのやり方です。ここならば、30人、40人の紹介も可能ですし、最初は慣れるために経験値を積むと割り切るのも1つの考え方です(相手の異性には申し訳ないのですが)。

 

何人もの異性と会って経験値が上がれば、あなたの婚活レベルも上昇するのでより効果的な結果が得られます。

 

ただし、大手結婚相談所の場合考慮していただきたい要素が2つあります。

 

1.並行交際可能

最初の3回目くらいまでのデートは、「お試し期間」なので複数の相手と会うことも可能だといわれています。要は本命が現れるまで「キープ」しておくこともある程度可能だということになります。これならば、最初の3分の1にいい人があれば、キープ要因に回せます。

まだこの段階は恋人ではないとされています。デートも軽く。

 

2.会員登録期間

IBJはそうではありませんが、結婚相談所によっては、入会時期が会員番号でだいたいわかってしまいます。要は、何年も活動していることが相手に分かると「決められない人、何か問題がある人」=「地雷」だと思われる可能性があります。これは確率論では考慮されていません。実際は活動期間が長くなると、ダメな度合いがより凝縮されてしまいます。

 

※活動期間が長いのが地雷であり、年齢ではないことに注意してください!

 

同じ35歳でも、入会ほやほやの35歳は引く手あまたですが、入会5年目の35歳は「地雷」とみなされるということです。

 

お見合いへの応用

旧来の仲介人を介した「お見合い」の場合はこの理論はもっと修正されます。簡単にいうと、意味もなく断っていると、紹介そのものがされなくなります。10人目がそもそもやってこないのです。

お見合いにあたっては、仲介人はさまざまなコネクションや「つて」を駆使して苦労して引き合わせようとします。そうした苦労を無視して、会っては断り、会っては断りしていると、仲介人のあなたへの心証がきわめて悪くなり、紹介してもらえなくなったりとか優先順位が下がります。

相手のメンツもことごとく折っていくことになりますから、正直「優良物件」の紹介はなくなり「不良在庫」(かつての私のような人)をあてがわれるかもしれません。お見合いの場合は、いいと思ったら即決してください。そのほうが案外結婚してからうまくいくようです。

 

結局どうするべきか

婚活の場合、結婚を目的としているので3人目まで見送ることをせずに「いいと思ったら即断すべき」というのが私の考えです。ただし、慣れないうちに知らない間に決まってしまったというリスクがあることも確かです。

そこでこう考えてみてはいかがでしょうか?

 

最初の3分の1の見送り相手を1つの婚活方法に限定せず、なるべくリスクの低い方法で経験値を積む

 

具体的には、断っても問題がないようなネット婚活、婚活アプリや、単発のお見合いパーティで異性の相場観をつかみます。ここが「婚活レベル1」。婚活にはこのレベルの男性がいるのか、と把握していただいて、もしちょっと気になる人がいれば、LINEやメアドを聞くなど深入りしない範囲で粉をかけておきましょう。

 

ある程度婚活の経験値を積んだら、結婚相談所やお見合いで本気を出します。そこで「婚活レベル1」よりもいい異性が見つかったら、その人に決めるというやり方です。

いろいろなデメリットを考えると、このやり方がいちばん、はずれを引かないやり方だと思います。確率論も考慮して、なおかつ現実の不利益もないやり方だと思います。

我ながらよく結びつけました(自賛)。