実践!障害(障がい)やハンディをお持ちの方の婚活・結婚の法則

障害(障がい)、ハンディがあっても結婚したい!結婚できる!? 自身もうつ病歴があり、婚活で見事結婚した結婚相談所スタッフがその方策を語ります!

ともに心臓に難病を抱えるお二人の運命の出会い!結婚したばかりのお二人にマツケンがインタビューしました!

こんにちは、マツケンです。

 

今回は初めての企画として、成婚したカップルの方へインタビューをしました。

 

お二人の了解を取って掲載します。非常に大変な婚活でしたが、すばらしい伴侶と巡り合えました。こうした縁を取り持てるのが仲人の醍醐味でもあります。

 

今回は新婚で新居に引っ越したばかりのお二人にオンラインインタビューさせていただきました。

 

 

<インタビューした方>

 

男性 Cさん ブライダルサポーター自社会員 心臓に難病を抱える

女性 Sさん IBJの結婚相談所会員 心臓に難病を抱える

 

お二人とも障害者手帳(身体)をお持ちです。定期的な通院が欠かせなく、診察できる病院も限られています。そうした困難を乗り越え結婚されました。

 

お二人がお見合いした経緯ですが、マツケンがSさんを見つけ、自社会員のCさんに紹介。Cさんの申し込みをSさんがお受けになられました。当時Cさんは都内在住、Sさんが中国地方の県在住で、遠距離の交際になりました。

 

お見合いはオンライン(ZOOM)を使って行いました。それまではお見合いは対面しか認めていませんでしたが、コロナでオンラインお見合いが認められ、その後定着しました。これによって北海道の方と沖縄の方もオンラインでお見合いできるようになりました。

 

※:オンラインお見合いは双方が認めた場合になります。

 

 

結婚おめでとうございます!今はどのように生活していますか?

Cさん:3月上旬に新居に引っ越し数日後結婚届を出しました。まだ結婚1か月ちょっと(※)です。

Sさん:あっという間の1か月でした。

 

※インタビューは4月下旬に行いました。

 

最初にお見合いで会ったときどのような印象を受けましたか?

Cさん:とても感じが良い方だと思いました。落ちついていてとても心安らぎました。

 

Sさん:遠慮がちに私に申し込んでくれました。私とCさんは似たような病気で、そこに運命を感じてしまいました。お見合いの時からとても気配りができる方で、緊張がほぐれました。

 

遠距離交際は大変でしたか?

Cさん:そこまで大変ではありませんでした。1週間に1回、LINEのビデオチャット機能を使ってオンラインデートをしていました。つまり、毎週会っていたので、二人の距離感は感じませんでした。

 

Sさん:私も同意見です。オンラインで毎週会話することで、徐々に会話のキャッチボールがスムーズにできるようになりました。

 

遠距離交際で気を付けたことはありますか?

Sさん:私が作った料理の写真や日常生活の一コマを写真で画像送信しました。

 

Cさん:LINEの返信などは時間を作ろうとする姿勢が前提になります。お互い時間を作る努力をしながら、忙しいときなどは「すぐに返信できません」と一言でもメッセージするようなルールを作りました。

 

LINEの「既読スルー」は結構ストレスですよね?

 

Cさん:人の生活リズムはなかなか変えられません。既読スルーは信頼感で堪えるしかないですね(笑)。 

 

真剣交際を決めたのはどちらからでしたか?決め手は?

Cさん:最初オンラインお見合いでそのまま交際になりましたが、真剣交際に入る前に1回直接お会いしてからと決めていました。

 

Sさん:私は・・・実際にお会いする前でも真剣交際に入りたい気持ちがありました。それだけCさんのお人柄に惹かれていました。

 

Cさん:初めて対面でお会いしたデートの際に真剣交際を打診してOKをもらいました。

 

交際時に気を使ったこと、取り決めなどありましたか?

Cさん:1日1回以上LINEでメッセージのやり取りをしました。また、1週間に1回のLINE通話も行いました。奢り奢られ論争については私が多めに出しましたが、これは感謝の気持ちでもあります。

 

プロポーズはどうされましたか?

Cさん:指輪を見に行った帰りにそっとSさんの手を繋いで「これから50年ずっとこうして一緒に手を繋いで歩いていきたい」と言いました。

 

Sさん:でもそれがプロポーズだと気付かなかったんです(笑)

 

Cさん:なので帰りの車内(私の自家用車でデートしていました)で改めて「結婚してください」と言ってOKをもらいました。

 

お二人は障害者手帳をお持ちですが、障害者の結婚のハードルが高いと思いますか?

Sさん:私たち障害者の婚活は、とても大変と聞いておりましたので、長期戦になると覚悟を持ってやり始めました。「選ぶ」のではなく「選ばれる」ように前向きに婚活をすることが大切です。常に「自分磨き」も忘れないことですね。

 

Cさん:婚活一般に言えることですが、減点法にしないことです。相手の良い面を評価できる加点法で行かないとだめですね。

 

婚活してよかったですか?

Cさん:もちろん良かったです!マッチングアプリは変な人にひっかかるので避けた方がいいと思います。

 

Sさん:仲人さんなどアドバイザーがいた方がいいですね。特に障害者婚活の場合、自分だけではどうにもならない部分も出てくると思います。病気の事をお話するタイミングなどは自分で判断しないで良かったなと思いました。

 

最後にブログ読者の方へメッセージをお願いします。

Sさん:何事においても障害者だと自分に自信が無くて諦めてしまう事って多いんですよね。

婚活もそうですが私は結婚自体諦めていた人生でしたが一歩を踏み出して婚活をして本当に良かったと思っております。信念と笑顔と相手への思いやり。相手を知り歩み寄る姿勢があればいつか希望の光が見えてきます。

婚活を頑張っている方々にお役に立てれば幸いです。

 

Cさん:相手に選んでもらう為に、自分の嫌な部分を客観的に見つけて改善する事は、とても大切だと思います。

「好き」という感情は人や文化によって異なりますが、「嫌い」という感情は得てして人類共通なのではと思います。

自分の嫌な部分を改善し、その上で「これは絶対に曲げたくない」という考えや言動が、その人の核となり、個性になるのだと思います。

この「個性」を仲人さんと共に暗中模索し築きあげていく事が、実は婚活で非常に大切なのではと感じました。