実践!障害(障がい)やハンディをお持ちの方の婚活・結婚の法則

障害(障がい)、ハンディがあっても結婚したい!結婚できる!? 自身もうつ病歴があり、婚活で見事結婚した結婚相談所スタッフがその方策を語ります!

出会いの確率論を考えます~いちばんいい人に出会うためのオペレーション

 

前回の「囚人のジレンマ」に続いて、婚活の理論を書いてみます。

かつてまったくモテなかったころ、いろいろ理論を調べてみたことがあり、ある程度納得いくものとして、この理論が見つかりました。テーマは確率論です。

 

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出会いで最もうまくいく確率が高いのは何人目?

 

出会いの確率論~いちばんいい人と出会えるための戦略

 

イケメンリア充な経済学者の方がすでに理論立てています。経済学と確率論を応用したもので、簡単にいうと、最良の相手に出会うためにはどの段階から本気を出せばよいのかというものです。

 

結論を書きます

<前提>
・出会いの人数を10人と仮定します

<結論>
・最初の3人は無条件で見送って(お断りする)、4人目以降でこれまでで一番よかった人と結婚する

 

というものです。

つまり最初の3人が

1人目:40点
2人目:10点(例えばかつてのマツケン)
3人目:60点

だとすると、この3人は見送ってください。

 

4人目が60点より高そうならその人と結婚してください。4人目が30点くらいならばその人は見送って、以降5人目、6人目・・・と、60点以上が出るまで待ってください。60点以上の人が出た段階でその人と結婚します。

 

10人しかいないのに4人目以降が60点未満だったらどうするの?ということになりますが、確率論なので最終的に10人目になってしまうこともあります。

 

ただし、最初の3人も見送ることで、はずれを引く可能性を下げるというやり方です。統計的に4人目以降で60点以上の人が出る可能性が高いということです。

いずれにしても、10点なので、箸にも棒にもかからないことは確かです!見捨ててください。

これは37%理論というそうで、10人ではなく20人、30人となった場合は、最初の37%を見送ってくださいというものになります(私の理論ではありません)。

 

私の経験からの確率論の修正

経済学的にこの理論は優れているのですが、そもそも見送る3人とも出会えないかつての私のような人のケースもあります。IBJの結婚相談所のレギュレーションを加味して、少し修正します。

 

結婚相談所への応用

この最初の約3分の1は見送るというのは、現実的には、お金を払い続ればどんどん相手を紹介してもらえる大手結婚相談所向きのやり方です。ここならば、30人、40人の紹介も可能ですし、最初は慣れるために経験値を積むと割り切るのも1つの考え方です(相手の異性には申し訳ないのですが)。

 

何人もの異性と会って経験値が上がれば、あなたの婚活レベルも上昇するのでより効果的な結果が得られます。

 

ただし、大手結婚相談所の場合考慮していただきたい要素が2つあります。

 

1.並行交際可能

最初の3回目くらいまでのデートは、「お試し期間」なので複数の相手と会うことも可能だといわれています。要は本命が現れるまで「キープ」しておくこともある程度可能だということになります。これならば、最初の3分の1にいい人があれば、キープ要因に回せます。

まだこの段階は恋人ではないとされています。デートも軽く。

 

2.会員登録期間

IBJはそうではありませんが、結婚相談所によっては、入会時期が会員番号でだいたいわかってしまいます。要は、何年も活動していることが相手に分かると「決められない人、何か問題がある人」=「地雷」だと思われる可能性があります。これは確率論では考慮されていません。実際は活動期間が長くなると、ダメな度合いがより凝縮されてしまいます。

 

※活動期間が長いのが地雷であり、年齢ではないことに注意してください!

 

同じ35歳でも、入会ほやほやの35歳は引く手あまたですが、入会5年目の35歳は「地雷」とみなされるということです。

 

お見合いへの応用

旧来の仲介人を介した「お見合い」の場合はこの理論はもっと修正されます。簡単にいうと、意味もなく断っていると、紹介そのものがされなくなります。10人目がそもそもやってこないのです。

お見合いにあたっては、仲介人はさまざまなコネクションや「つて」を駆使して苦労して引き合わせようとします。そうした苦労を無視して、会っては断り、会っては断りしていると、仲介人のあなたへの心証がきわめて悪くなり、紹介してもらえなくなったりとか優先順位が下がります。

相手のメンツもことごとく折っていくことになりますから、正直「優良物件」の紹介はなくなり「不良在庫」(かつての私のような人)をあてがわれるかもしれません。お見合いの場合は、いいと思ったら即決してください。そのほうが案外結婚してからうまくいくようです。

 

結局どうするべきか

婚活の場合、結婚を目的としているので3人目まで見送ることをせずに「いいと思ったら即断すべき」というのが私の考えです。ただし、慣れないうちに知らない間に決まってしまったというリスクがあることも確かです。

そこでこう考えてみてはいかがでしょうか?

 

最初の3分の1の見送り相手を1つの婚活方法に限定せず、なるべくリスクの低い方法で経験値を積む

 

具体的には、断っても問題がないようなネット婚活、婚活アプリや、単発のお見合いパーティで異性の相場観をつかみます。ここが「婚活レベル1」。婚活にはこのレベルの男性がいるのか、と把握していただいて、もしちょっと気になる人がいれば、LINEやメアドを聞くなど深入りしない範囲で粉をかけておきましょう。

 

ある程度婚活の経験値を積んだら、結婚相談所やお見合いで本気を出します。そこで「婚活レベル1」よりもいい異性が見つかったら、その人に決めるというやり方です。

いろいろなデメリットを考えると、このやり方がいちばん、はずれを引かないやり方だと思います。確率論も考慮して、なおかつ現実の不利益もないやり方だと思います。

我ながらよく結びつけました(自賛)。

お見合い、婚活は「加点法」で行くべきことをゲーム理論で説明します!

 

こんにちは。マツケンです。

実は私は大学院で政治学を研究していた(修士レベルですが)ことがあり、婚活をある程度社会科学の分析手法で解き明かすことができます(自負)。

 

今回は「ゲーム理論」とお見合いの関係について考えていきたいと思います。「ゲーム理論」って何?と初めて聞く人もいると思いますので、まず概要を説明してそれが婚活の場でどう使えるのかを考えていきたいと思います。

お見合い、婚活は絶対に「加点法」でいくべきだということが分かります!

 

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お見合いはある程度理屈で解決でき戦略的に動けるゲームなのです

ゲーム理論と囚人のジレンマ

 

まず簡単にゲーム理論について説明します。ゲーム理論とは、数学や経済学、政治学などで使われる理論で、あるルールが定められたのち、それに沿って各自が自分の利益を最大化するように行動すると、結果は決まるという不確実性を排除できるものになります。

 

これによって、チェスやオセロは機械的に、先行・後攻どっちが勝つのかわかったりしますが、婚活で応用できるのが「囚人のジレンマ」です。

 

囚人のジレンマのルール

ある2人(A・B)の泥棒が捕まってしまいました。それぞれ別の取調室に連れて行かれて、コンタクトをとることができません。この段階で密談はできないということです。


泥棒にできるのは、黙秘を貫くか、「私がやりました」と自白をすることです。

 

で、警察官からこう言われます。

 

①「自分も相手も黙秘を貫くなら証拠はこっちで揃える。A・B両方ともに懲役3年」
②「お前がやったと自白したらお前は無罪にしてやる。ただし相手は懲役10年だ」
③「相手が自白してお前が黙っているならお前だけ懲役10年。相手は無罪だ」
④「両方自白したら、どっちも罪を認めたから犯罪者。どちらも懲役5年」

 

この場合、Bの行動でAの罪が変わります。

(1)Bが自白した場合


 a.Aが自白:懲役5年
 b.Aが黙秘:懲役10年

罪はa<bなので自白したほうがよさそうですね。

 

(2)Bが黙秘した場合


 c.Aが自白:無罪
 d.Aが黙秘:懲役3年

罪はc<dなので自白したほうがよさそうですね。

 

つまり、Aの行動によらずBは自白したほうがよいという結果になります。Bも同様に自白がましだと選びます。そうすると、2人とも自白なので「懲役5年」(aのケース)が選ばれますね。

 

ところが、両方黙秘したらどうでしょう。「懲役3年」(dのケース)で済みます。お互いにベストな選択をしたはずが、ベストな結果ではない(懲役5年)ですよね。これが「囚人のジレンマ」です。お互い裏切らないと信用・友情・信義があれば黙秘できるのですが、やはり信用がないと最良の選択ができないのです。

 

ちなみにこれは自白をしたほうがいいと錯覚させる、警察のテクニックでもあります。自白をしたほうが捜査は進みますよね。

 

お見合いのジレンマ

 

これを婚活、特にお見合いに置き換えてみましょう。お見合いで最良の結果はお互いにOKして交際→結婚に至ることです。ところが、実際はなかなかうまくいきません。

これを上のケースになぞらえて、

・黙秘→相手の欠点を言わない=加点法
・自白→相手の欠点を指摘=減点法

と考えてみると合点がいきます。結婚は一生のことですからどうしても相手を見極めようとして、よくない点に目が行ってしまいます。

 

「あの人は服のセンスがない」
「食べ方が汚い」「会話を振ってくれない」
「喋りが下手だ」「冷たそう」「この人といたくない」

どうしても「白馬の王子様」や「清純なお姫様」を求めてしまいがちですが、結局現実的にそういう人はなかなかいないわけで、特に現代においてお見合いをする場合、あまり会話などのスキルや恋愛力が低い人が多いのも現実です(すべてというわけではありませんが)。

 

自分の一生のことだと考えて、厳しく採点することで結局結婚できずに年ばかり取って追い込まれてしまうという、実はワーストな結果になってしまうのです!

結婚は「黙秘」=「加点法」でいきましょう!

 

実際そうなのですが、恋愛結婚よりもお見合い結婚ほうが「離婚率」が低いというデータがあります。いろいろな分析がありますが、お見合い結婚をする人は恋愛が不向きな人が多いので、結婚できたということを大切にする人が多いというのが真実だと思います。離婚してもまた相手を見つけられない人もいるでしょうし。

 

ただし、それだけではなく、お見合いの場合は初めから、年収や学歴などステータスと結婚している要素もありますので、それ以外の相手の人となりをなるべく評価して、好きになろうとする傾向があるようです。

 

恋愛結婚の場合は最初から好感度MAXなのに対して、お見合いの場合は結婚してから相手を攻略していくという要素があります。好感度MAXをずっと維持するのは、恋愛ゲームでも難しいことです。伝説の樹の下で告白を受けるあのゲームにように、すぐに爆弾が爆発してしまいます。

 

最高の選択をしたい気持ちはわかりますが、そこそこの選択を最高のものにしていくほうが、結婚する年齢を考えると「沈黙は金」という結果になります。

私も過去にお見合いしていた時は、散々な言われようでしたが、妻はそういう人ではありませんでした。だからお互いに加点法でうまくいっています。

 

相手のダメなところを飲み込んで我慢し、いいところを見つけると、最良かはわかりませんが、ベターな選択ができるという一例でした。

 

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