実践!障害(障がい)やハンディをお持ちの方の婚活・結婚の法則

障害(障がい)、ハンディがあっても結婚したい!結婚できる!? 自身もうつ病歴があり、婚活で見事結婚した結婚相談所スタッフがその方策を語ります!

お見合い、婚活は「加点法」で行くべきことをゲーム理論で説明します!

 

こんにちは。マツケンです。

実は私は大学院で政治学を研究していた(修士レベルですが)ことがあり、婚活をある程度社会科学の分析手法で解き明かすことができます(自負)。

 

今回は「ゲーム理論」とお見合いの関係について考えていきたいと思います。「ゲーム理論」って何?と初めて聞く人もいると思いますので、まず概要を説明してそれが婚活の場でどう使えるのかを考えていきたいと思います。

お見合い、婚活は絶対に「加点法」でいくべきだということが分かります!

 

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お見合いはある程度理屈で解決でき戦略的に動けるゲームなのです

ゲーム理論と囚人のジレンマ

 

まず簡単にゲーム理論について説明します。ゲーム理論とは、数学や経済学、政治学などで使われる理論で、あるルールが定められたのち、それに沿って各自が自分の利益を最大化するように行動すると、結果は決まるという不確実性を排除できるものになります。

 

これによって、チェスやオセロは機械的に、先行・後攻どっちが勝つのかわかったりしますが、婚活で応用できるのが「囚人のジレンマ」です。

 

囚人のジレンマのルール

ある2人(A・B)の泥棒が捕まってしまいました。それぞれ別の取調室に連れて行かれて、コンタクトをとることができません。この段階で密談はできないということです。


泥棒にできるのは、黙秘を貫くか、「私がやりました」と自白をすることです。

 

で、警察官からこう言われます。

 

①「自分も相手も黙秘を貫くなら証拠はこっちで揃える。A・B両方ともに懲役3年」
②「お前がやったと自白したらお前は無罪にしてやる。ただし相手は懲役10年だ」
③「相手が自白してお前が黙っているならお前だけ懲役10年。相手は無罪だ」
④「両方自白したら、どっちも罪を認めたから犯罪者。どちらも懲役5年」

 

この場合、Bの行動でAの罪が変わります。

(1)Bが自白した場合


 a.Aが自白:懲役5年
 b.Aが黙秘:懲役10年

罪はa<bなので自白したほうがよさそうですね。

 

(2)Bが黙秘した場合


 c.Aが自白:無罪
 d.Aが黙秘:懲役3年

罪はc<dなので自白したほうがよさそうですね。

 

つまり、Aの行動によらずBは自白したほうがよいという結果になります。Bも同様に自白がましだと選びます。そうすると、2人とも自白なので「懲役5年」(aのケース)が選ばれますね。

 

ところが、両方黙秘したらどうでしょう。「懲役3年」(dのケース)で済みます。お互いにベストな選択をしたはずが、ベストな結果ではない(懲役5年)ですよね。これが「囚人のジレンマ」です。お互い裏切らないと信用・友情・信義があれば黙秘できるのですが、やはり信用がないと最良の選択ができないのです。

 

ちなみにこれは自白をしたほうがいいと錯覚させる、警察のテクニックでもあります。自白をしたほうが捜査は進みますよね。

 

お見合いのジレンマ

 

これを婚活、特にお見合いに置き換えてみましょう。お見合いで最良の結果はお互いにOKして交際→結婚に至ることです。ところが、実際はなかなかうまくいきません。

これを上のケースになぞらえて、

・黙秘→相手の欠点を言わない=加点法
・自白→相手の欠点を指摘=減点法

と考えてみると合点がいきます。結婚は一生のことですからどうしても相手を見極めようとして、よくない点に目が行ってしまいます。

 

「あの人は服のセンスがない」
「食べ方が汚い」「会話を振ってくれない」
「喋りが下手だ」「冷たそう」「この人といたくない」

どうしても「白馬の王子様」や「清純なお姫様」を求めてしまいがちですが、結局現実的にそういう人はなかなかいないわけで、特に現代においてお見合いをする場合、あまり会話などのスキルや恋愛力が低い人が多いのも現実です(すべてというわけではありませんが)。

 

自分の一生のことだと考えて、厳しく採点することで結局結婚できずに年ばかり取って追い込まれてしまうという、実はワーストな結果になってしまうのです!

結婚は「黙秘」=「加点法」でいきましょう!

 

実際そうなのですが、恋愛結婚よりもお見合い結婚ほうが「離婚率」が低いというデータがあります。いろいろな分析がありますが、お見合い結婚をする人は恋愛が不向きな人が多いので、結婚できたということを大切にする人が多いというのが真実だと思います。離婚してもまた相手を見つけられない人もいるでしょうし。

 

ただし、それだけではなく、お見合いの場合は初めから、年収や学歴などステータスと結婚している要素もありますので、それ以外の相手の人となりをなるべく評価して、好きになろうとする傾向があるようです。

 

恋愛結婚の場合は最初から好感度MAXなのに対して、お見合いの場合は結婚してから相手を攻略していくという要素があります。好感度MAXをずっと維持するのは、恋愛ゲームでも難しいことです。伝説の樹の下で告白を受けるあのゲームにように、すぐに爆弾が爆発してしまいます。

 

最高の選択をしたい気持ちはわかりますが、そこそこの選択を最高のものにしていくほうが、結婚する年齢を考えると「沈黙は金」という結果になります。

私も過去にお見合いしていた時は、散々な言われようでしたが、妻はそういう人ではありませんでした。だからお互いに加点法でうまくいっています。

 

相手のダメなところを飲み込んで我慢し、いいところを見つけると、最良かはわかりませんが、ベターな選択ができるという一例でした。

 

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